Raster 01

Federico Cabrera

  • Thu, May 12 - Tue, May 31 2016
    Closed on weekends
  • 10:00am - 19:00pm
  • Free entrance

『RASTER 01』は、ラスターグラフィックス(画像をビットマップとして扱う方式)の鮮明度にインスピレーションを受けたフェデリコ・カブレラによる作品集。

コンピューターグラフィックの世界ではベクトル形式とビットマップ形式という2つのグラフィックが存在します。ベクトル形式は拡大・縮小しても画質が失われませんが、ビットマップ形式の場合は、これが不可能となり、サイズを変更するとオリジナルの見た目や形は失われてしまいます。

写真をより近くで見るほど、画像がたくさんの小さなドットで構成されているのがよく分かります。それは、それぞれのドットが自身より大きいものを創り出すために、共に協力しあっているのです。ドットにとって、自分たちが何を創り出しているか知る由はありませんが、私たちが遠くからそれを見つめることで、一つの形として完成するのです。

そのように作られた写真は、人間そのものを象徴しています。私たち自身がドットの一部であり、全体像を見ることも完全に理解することもできないけれど、一人一人が壮大な銀河を創り出しています。それぞれ不完全でユニークな存在かもしれない。それでも私たちは、不完全さを凌駕する一つの集合体として、自身よりも大きいものを創造しているのです。

Artist Profile

フェデリコ・カブレラ(1981)

アルゼンチン、ブエノスアイレス出身。現在はフィンランド、ヘルシンキを拠点に活動するアーティスト。

カブレラのクリエイティブな表現方法は多岐にわたり、ファッションやデザインの分野でその力を発揮している。現在 《REVS MAGAZINE》のクリエイティブ・ディレクターおよびSECT ET SEPTのCEOを務める。またファッションブランドのGILLES ET DADAや、ギャラリー WHO SAID WE CANTを手がけ、若手アーティストが活躍できる場を提供している。